瞑想のススメ

Meditation

こころと身体の健康を得るための第一歩

瞑想をはじめましょう

瞑想は、こころと身体の健康を手に入れるには最良の方法です。
上手な瞑想が出来るようになると、一日15分程でも毎日継続することで、はっきりと効果は現れてくるでしょう。



瞑想にはどのような効果があるかを、理解しましょう。

  • 健康になる
  • 疲れがとれる
  • 若さを保てる
  • 集中力が増す
  • こころがスッキリする
  • 悩みがなくなる
  • 人生が変わる


人間の脳は、常に働いています。
身体の機能を制御し、毎日の活動から得る情報を整理整頓し記憶しています。
瞑想をすることは常に活性化している脳を休ませる働きを促進させます。
思考のクリーニングといってもよいでしょう。

私達は毎日のようにお風呂に入ったり、歯を磨いたり、身体のクリーニングは怠りません。
それと同じで、思考を司る脳のクリーニングも必要なはずです。
悩みや不安といった考え事をいつも抱えたままでいると、気持ちが休まる暇もありません。
常にすっきりした気持ちでいられるには、こころに溜まったゴミを取り除くことです。
瞑想は、こころの状態を綺麗に保つための最良の方法です。
ほんの5分でもよいですから、毎日続けることで身体とこころの健康が保たれます。

 始めのうちは10分でも長く感じるかもしれません。
 慣れて来たら20分ぐらいを目処にしてみましょう。



瞑想の準備をしましょう。

姿勢は基本的に座禅が組めればよいのですが、無理にその姿勢を取らなくても良いでしょう。
自分の楽な姿勢であれば、問題ありません。
その際、身体の力を抜くことを心がけましょう。日頃気付かずに力が入っている箇所などがあったりしますので、身体のすみずみに意識を向けてみます。
背筋は垂直に伸ばすよう、身体を前後左右に揺らしてみて位置を決めます。
そのまま座るのがちょっとつらいなら、おしりの下に座布団やクッションを敷きましょう。

目を閉じて、ゆっくりと呼吸しましょう。眠ってしまうのが不安なら半眼で一点に集中するというのも良いです。
また、親指と人差し指で印を結ぶのも眠り防止になります。
呼吸はゆっくりと複式呼吸を心がけます。胸に吸い込むと、肩が上下してしまいます。脳の機能を使わないよう、なるべく身体を動かさないことを意識しましょう。

いろいろな考えがどんどん沸いてくるかもしれません。
瞑想は無になることと言われますが、慣れないうち考えが浮かぶのはしかたがありません。
コツは、その考えに囚われないこと。
考えが浮かんだら、それを受け流すようにしましょう。
その際、呼吸に意識を向けるといいでしょう。呼吸をするとき、ゆっくりと数をかぞえるのも有効な方法です。考えが浮かんだら、呼吸を意識して数を数える、という感じで集中してみましょう。



瞑想の効果を科学的に解説。

瞑想は、脳に蓄積された情報を整理整頓する働きを促進します。
脳では、一日の出来事や普段から気にしている悩み事、心配事などを考えて、片時も休まず働いている状態にいます。まるで机の上に仕事の山が積み重なっているようなものです。
この働きづめの脳を休ませる為には睡眠が欠かせません。
睡眠にはRem睡眠とNon-Rem睡眠がありますが、このRem睡眠の時に、脳は情報の整理を行っています。その間、身体を休めるために、筋肉は弛緩して動かない状態になります。
脳は働いているのに、身体が動かない。この時に夢をみたり、金縛りにあったりするのです。
逆に、Non-Rem睡眠の時は脳が休息に入ります。このとき深い眠りとなります。
瞑想とは、意識的にこのRem睡眠と同じような状態を作り出します。
意識を持ったまま、身体の力を抜いた状態がそうです。
このとき、脳は情報の整理整頓を始めようとしますが、考えに囚われると、せっかく片付けようとした仕事を再開してしまいます。考えを受け流すというのは、机の上を整理して空きスペースを作るようなものです。瞑想は、この自分のスペースをどれだけ広くとれるようにするかです。
悩みや心配事が多いと、机の上は狭いスペースしかとれません。まるで何時までも手を付けずに残っている保留事項のようです。そこに日々の仕事や考え事が押し寄せると、机の上はごちゃごちゃになってしまいます。
スペースはこころの余裕です。余裕の無いところでは、仕事の効率も悪くなってしまいます。
そうなると、イライラがつのったり、ミスを犯したり、ストレスが溜まることになります。
ストレスが身体に良くないことは承知していることと思います。
こころに余裕が出来れば、ストレスも減っていきます。
つまり、健康になる秘訣はこころの平穏にあるのです。
瞑想によって、余裕のあるスペースを作り出したら、保留している仕事に手を付ける事が出来るようになります。自分にとって気の乗らない仕事かもしれませんが、手を付けない限りそれは片付けられません。
きちんとその仕事に向き合って終了させたなら、机の上はスッキリとした状態になります。
あとは、仕事を溜めないように毎日整理するだけです。
瞑想を毎日行う事で、常に机は整理した状態でいられるようになります。